2024年 SMSマーケティングトレンド予想!

2024年も始まり、心機一転頑張ろうと皆さん張り切っていることでしょう。今年もよろしくお願いします。早速ですが2024年は皆さんどんな年にしたいですか?SMS業界にも革命の波が押し寄せてきそうな予感がします。今日は2024年にSMSマーケティング業界をざわつかせそうな情報を紹介したいと思います。その前にSMSとSMSマーケティングについて簡単におさらいしておきましょう!

SMS とは ショートメッセージサービス(英: short message service)の略で、携帯電話やスマートフォンから電話番号を利用して相手に文字メッセージを送るサービスのことです。電話番号でメール (テキスト)が送ることができ、国際規格なので基本的に世界中の携帯端末同士で送受信でき、比較的安価なため大変便利なサービスです。

SMSマーケティングは、顧客にSMSをダイレクトに配信することでビジネスチャンスを生み出す方法のことです。顧客の電話番号を使って送信するので、顧客は自分のための情報だと期待する傾向にあるのです。またEメールよりも開封率が高く即時にアプローチできますので、有用性の高いマーケティング手法としてとても人気があります。

詳しくは「SMSってどんなサービス?メッセージサービスを比較してみましたSMSマーケティングとメリット・デメリットを解説」をご覧ください!

では2024年にSMSにはどんな大きな変化が予想されるでしょうか?

パーソナライゼーション

パーソナライゼーションはメッセージの受信者が個別に認識され、自分にとって関連性がある情報を提供されることを意味します。顧客は自分宛てに特別なメッセージが送られたとわかると大いに興味を示すため、SMSマーケティングにおいてパーソナライゼーションは非常に重要です。受信者にとってより関心深い情報を提供するため、顧客の興味を引き付けやすくします。受信者が自分にとって有益で興味深い情報を得ることができると、マーケティングメッセージに対するエンゲージメントが向上します。

パーソナライゼーションは顧客の購買行動に大きく影響します。特定の顧客セグメントに向けて適切なメッセージを送信するためターゲットを明確にし、また受信者の属性や行動に基づいてメッセージを調整することで、効果的な配信が可能です。顧客に対して個別の提案や特別なオファーを送信することを可能にします。これにより、受信者が商品やサービスを購入する判断を促進しやすくなります。

2024年は”パーソナライゼーション”から”超パーソナライゼーション”へ

2024年にはさらに進んだ”ハイパーパーソナライゼーション”がやってくるかもしれません。これは、最新の技術を駆使してユーザーエクスペリエンスを極めて個別化する手法です。リアルタイムのデータ分析とAIを駆使し、個々のユーザー特有の好みや行動履歴を理解し、その情報を元にリアルタイムでパーソナライズされたコンテンツや提案を提供します。これにより、ユーザーはますます自分の体験したい事柄や欲しいものの情報を瞬時に享受し、企業は効果的なコミュニケーションを構築しやすくなります。

ハイパーパーソナライゼーションの要素には、マイクロターゲティング、AIや機械学習の導入、複数チャネルでの統合があります。ユーザーが利用する様々なチャネルを通して、一貫性のあるパーソナライズされたメッセージが展開され、企業は顧客のニーズを繊細かつ効果的に捉えることが可能です。しかしこれらを個人や小さな企業が行うのは難しいかもしれません。まずは自動送信の定型文メッセージを見直し、より個人に合わせた情報を載せられるようにカスタムしたり、思い切って自動化をやめてマニュアルで行っていくのも良いかもしれませんね。

eコマース

eコマースブランドは、新規お客様の獲得、VIPやロイヤルティプログラムによるリピート販売、そして新しいプロモーションや商品の値下げなど、重要な情報の配信にSMSマーケティングを利用することができます。どのようなタイプのテキストメッセージでも送信できますが、できる限り、短時間にあまり多くのメッセージを送らないように注意する必要があります。送信するのに最適なテキストの種類には、会話型テキスト、誕生日や記念日のメッセージ、報酬プログラムの更新などがあります。もちろん個別化(パーソナライズ)されたものが利用されるのは言うまでもありません。

大抵これらのメッセージはその商品のリンクを含めて送られるものであり、メッセージアプリからリンク先へ飛び、必要ならログインしてその商品を購入するというのが一般的です。しかし、これらを超越するeコマースが台頭してきています。

2024はConversational commerce(対話型コマース)が来る?

Conversational commerce(対話型コマース)は、ビジネスと消費者の間で対話やコミュニケーションを通じて商品やサービスを提供する手法やアプローチを指します。一部のメッセージングサービスでは既に始まっており、決済を含めてそのメッセージアプリ上ですべてを行うことができます。

まずユーザーがメッセージングプラットフォームやウェブサイト上で対話を始めると、最初に商品の検索や関連する商品の紹介が行われます。これには、チャットボットや自然言語処理(NLP)を活用した質問応答が含まれます。さらにユーザーが商品に関する質問をすると、チャットボットがそれに応じて詳細な情報や選択肢を提供します。例えば、サイズやカラーの選択、在庫状況、価格などが含まれます。

ユーザーが確認を行ったら、注文が完了し、受領確認や注文番号が提供されます。決済はそのアプリに既に登録された方法で自動で行われるのが一般的です。このような対話的な流れにより、ユーザーは直感的に商品を見つけ、購入までのステップをスムーズに進めることができます。チャットボットが自然な対話を通じてサポートし、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが、対話型コマースの魅力の一環です。

海外で展開されているメッセージアプリやSMSでの対話型コマースでは、送られてきた商品の写真に”Yes”とリプライするだけで注文が完了するようなサービスもあるようですが、日本では展開されていません。2024年にこのようなサービスの波が押し寄せるかもしれません!

SMSマーケティングを行う際の注意点

SMSマーケティングでは、特電法に則りオプトインとオプトアウトの選択を明確にすることが重要です。オプトインとは、SMSマーケティングをする前に送信先のユーザーから事前承認を受けることです。オプトアウトは、SMSが不要と思ったユーザーがショートメールの受信を停止することです。オプトインもオプトアウトも、ユーザーが自分の判断で簡単に選択できるようにしておくのが、SMSマーケティングをするときには大事なのです。

特に、オプトアウトに関して問題になるケースがありますので気を付けましょう。SMSを受信しない設定をするためのURLを明示するか、オプトアウトのためのメールアドレスを明示することが典型的な方法です。どのようにオプトアウトしたら良いかわからないような場合は、迷惑メールだと判断されてしまい、大きなトラブルになる可能性があります。

2024年のトレンド予想はいかがだったでしょうか?私たちの予想をはるかに超える便利さやスムーズさをすでに実現している世界があると知って驚いたことでしょう。こうした流れはいずれ私たちの身の回りでも普通に見られるものになると思いませんか?今のうちにしっかりとSMSやSMSマーケティングについて勉強しておきたいですね。

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